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園芸の基礎知識、植木鉢偏

植木鉢のサイズについて紹介していきます。

目次

植木鉢のサイズ

植木鉢には様々なサイズがあり、それぞれ「号数」という単位で表され、上部の円の幅のことを指します。1号は直径約3cmです。例えば、3号鉢は直径が約9cmで、6号鉢なら約18cmとなります。サイズが大きくなるほど土が多く入るため、植物の成長に合わせて選ぶと良いですね。

小型鉢 (1〜3号)多肉植物や小さな観葉植物向き。
中型鉢 (4〜7号)デスクや棚に置ける観葉植物。
大型鉢 (8号以上)リビングや庭のシンボルツリーに最適。

まとめ

植物の種類や成長スピードに応じて鉢選びを工夫すると、さらに元気に育つはずです!植物に対してあまり大きい鉢を選ぶと水を吸い上げることが出来ず根腐れするので注意することです。(自分も根腐れさせちゃうんだよね)🌱

植木鉢の特徴

植木鉢には素材やデザインに応じて様々な種類があります。それぞれの特徴をご紹介しますね。

素焼き鉢

粘土を釉薬(ゆやく)をかけずに700~800℃の低温で焼いて作られたもので、ガーデニングで幅広く利用される鉢の一つで、特有の魅力があります。

通気性と排水性が良い表面に小さな穴があるため、根が呼吸しやすく、水がスムーズに排出されます。これにより根腐れのリスクが減ります。
温度調整がしやすい土壌の余分な熱を発散し、植物に適した環境を保ちます。
ナチュラルな風合いシンプルで素朴なデザインが植物を引き立て、どんな空間にも調和します。
コストパフォーマンス他の鉢と比べて比較的安価で入手しやすいです。
軽量素材が土を焼いただけなので比較的軽く、移動が簡単です。

まとめ

水分が蒸発しやすいので乾燥しがちな環境ではこまめな水やりが必要。また、割れやすいため、取り扱いには注意が必要です。

駄温鉢(だおんばち)・朱泥鉢(しゅでいばち)

1000℃程度高温でや鉢上縁部に釉薬(ゆうやく)が塗ってあるものを駄温鉢、塗ってないものを朱泥鉢。どちらも個性的な特徴を持っています。

駄温鉢古くから愛される素焼き鉢で、普通の素焼き鉢よりも高温で焼き締められているため、通気性と保水性が程よくバランスされています。安価で丈夫なので、初心者にも扱いやすいのが魅力です。また、シンプルながら懐かしい雰囲気を持ち、植物との調和がとても良いです。
朱泥鉢赤土を素材にして作られた鉢で、鮮やかな赤みを帯びた色合いが特徴です。盆栽に使われることが多く、見た目の美しさと趣のあるデザインが魅力的です。通気性も備えていますが、特にその芸術的な存在感が植物を引き立てます

まとめ

両方とも植物によく合う特性を持っていますが、使う植物やインテリアのスタイルによって選ぶとさらに楽しいガーデニングができるはずです!育てたい植物に合わせて選んでみても良いですね🌱

テラコッタ鉢

ガーデニング愛好家に人気のある素材です。

素材テラコッタはイタリア語で「焼いた土」を意味し、粘土を高温で焼き固めたものです。
通気性
排水性
表面には小さな穴があり、水や空気が通りやすいです。そのため、根腐れのリスクが低いのが魅力。
温度調整余分な熱を放出し、植物に安定した環境を提供します。
デザイン性シンプルなものからアンティーク調のデザインまで幅広く、庭や玄関先をおしゃれに演出できます。

まとめ

乾燥しやすいので水やりがこまめに必要だったり、割れやすいという点があるため取り扱いには注意が必要です。使う植物に合わせて選ぶとさらに楽しめますよ! 🌿

化粧鉢

素焼き鉢に釉薬(ゆうやく)をかけて焼いた鉢で、つややかな見た目が特徴。通気性はよくないので栽培用より観賞用向きです。

デザイン性釉薬(ゆうやく)がかけられているため、光沢や美しい色が特徴です。部屋の雰囲気を華やかにしてくれます。
保水性素焼き鉢と比べて表面が滑らかで、排水性が低く、通気性も劣るので土選びが重要になります。
インテリア性室内での観賞用として人気が高く、植物を飾る際のアクセントになります。
耐久性素材の特性上、割れやすさには注意が必要です。

まとめ

化粧鉢を選ぶ際は、植物に合わせた用土を使うことや水やりの頻度を調整することがポイントです。どんな植物と一緒に合わせたいか考えるだけで楽しくなりますね!🌿

プラスチック鉢

軽量で割れにくく、持ち運びが楽。通気性は劣りますが、乾燥を好む植物には良い選択です。

軽量で持ち運びが簡単移動が多い植物やハンギング鉢にも最適です。
耐久性が高い割れにくく、長期間使用できます。
価格が手頃

木製鉢

木製鉢はナチュラルで木の温かみがある鉢で、保温性、通気性、排水性が良好。ただし、腐りやすい点には気を付けたいところです。

通気性と排水性木材は水分を適度に吸収し、通気性が高いので根腐れを防ぎやすいです。
保温性温度を適度に保ちやすく、植物に優しい環境を作ります。
デザイン性天然木の風合いがおしゃれで、インテリアにも馴染みやすいです。
持続可能性環境に優しい素材として、エコロジカルな選択肢になります。

まとめ

木製鉢は湿気に弱いため、雨ざらしにすると腐食が早まることがあります。そのため、防腐加工されたものや定期的な手入れ(例えば防腐剤を塗る)がおすすめです。また、耐久性を保つために直射日光や地面への直置きを避けると良いでしょう。(オシャレだけど腐るのが早い、これが難点です。)

金属鉢

金属鉢は、ガーデニングにスタイリッシュさを加える選択肢です!デザイン性が高く、インテリアとしても人気です。通気性はありませんが、鉢カバーとして使うことが多いです。

デザイン性アルミやステンレス、真鍮などで作られた金属鉢は洗練されたデザインが多く、アンティークな雰囲気も楽しめます。
耐久性錆びにくい素材(ステンレスやアルミ)を選べば、長く使えるのが魅力です。
軽量なタイプもある素材によっては軽量で取り扱いが簡単なものもあります。
鉢カバーとしても活用可能鉢カバーとして使うことで、内部の鉢の見た目を引き立てることができます。

まとめ

金属鉢は、通気性がないため、直接植物を植える際は水はけの良い土鉢底石を使用するのがおすすめ。また、夏場は鉢内が高温になりやすい点に注意が必要です。

ハンギング鉢

ハンキング鉢は吊り下げて使う鉢で、空間を有効活用しながら植物を楽しむことができるアイテムです。壁や天井に吊るして使うタイプ。見た目が華やかです。

立体的な空間作り天井や壁から吊るすことで、植物が空中に浮かんでいるような演出ができ、庭や部屋全体の雰囲気をおしゃれに変えます。
スペースの節約床や棚を占有しないので、小さな部屋や物が多い空間でも植物を飾ることが可能です。
通気性の向上高い位置に植物を置くことで風通しが良くなり、植物にとっても良い環境を作れます。
安全性ペットや小さいお子さんがいる家庭では、手の届かない位置に飾れるのがメリットです。

まとめ

垂れ下がるように成長するアイビーやポトスのような観葉植物と相性抜群です。吊り鉢に合わせたインテリアを工夫すれば、さらに素敵な空間が作れますよ!

スリット鉢

側面にスリットがあり、根が回りにくい構造。通気性と排水性に優れており、植物の根にとって理想的な環境を作る工夫が施された鉢です。

根詰まり防止鉢の側面や底にスリット(細長い穴)があり、根が鉢の内側をぐるぐる回る「サークリング現象」を防ぎます。
通気性と排水性スリットが根に新鮮な空気を供給し、余分な水を効率よく排出するので根腐れを予防します。
軽量で丈夫主にプラスチック素材で作られており、持ち運びが簡単で割れにくいです。
生育促進土全体に根が張りやすくなるため、栄養と水分を効率よく吸収でき、植物が健康的に成長します。
植え替えが楽根が絡みにくいため、植え替えの際に手間が少なく済みます。

まとめ

土がスリットからこぼれやすい点や、虫が侵入することがあるので、使用時には工夫が必要です。スリット鉢は特にバラや根を多く張る植物に向いています。🍃

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